[講演]脚本家 辻真先
http://www.acc-web.co.jp/sinjyuku/0507koza/A0101_html/A010127.html


氏についてあまり詳しく知らずにお話を聞いたのだが一言目からやられてしまった
デュランダルは最初はいい奴みたいだったが、声が池田秀一だからね。
そのうち本性を現すぞ、と周囲に言っていたんだよ」
いくら脚本家とはいえ御年73歳のジイ様が現役でガン種見てるとは


辻 真先氏
主にまんがアニメの脚本を最低でも1500本以上書かれた脚本家
TV黎明期の頃から活躍され、まさに生ける伝説と呼ぶにふさわしい
サザエさんの第1回を書かれている


以下、自分のメモより
サイボーグ009『太平洋の亡霊』は
 打ち合わせや脚本の直しが一切なくやりたい放題だった
・現在最も映像化したい作品は西尾維新新本格魔法少女りすか
 血の海から魔法少女が生まれるシーンを描きたいそうな
・辻氏がいろいろな作品の第一話を担当されたのは
 氏が原作をよく知っているためプロデューサーが説明しなくて済むからだったそうな
・おもしろい脚本は絵にしやすい
・複数のPNはスポンサー対策
・W3事件はまったくの偶然だろう
オバケのQ太郎はスタジオゼロの延命策
・モノクロとカラーTVが混在していた時代は
 モノクロTVでもわかるようにはっきりした色使いを
虫プロは劇画家出身が多く絵の描ける人が多い
 そのため絵の描けない富野氏は距離を置くようになった
・富野氏は作品を面白くするためにすごくねばる
 通常30分という時間制約で妥協するところをあきらめない
・手塚氏の記号論スターシステムはアニメをやりたいための手法
 だが30分アニメにはマッチしていなかったようだ
・リミテッドアニメは絵だけだと面白さに限界がある
 どうしても良質な脚本が必要に
・手塚があと10人いたら恐ろしいことに
・宮崎氏は漫画で手塚氏に勝てないことを悟った。でもアニメなら勝てる
 ライバル意識をもっている?
イクラちゃんはアニメオリジナルキャラ


あと辻氏が持参した手塚氏が描いた鉄腕アトムの絵コンテを
見せていただけた時感動のあまり鳥肌が
今回の講演で自分が未だカリメロ状態だということを痛感


辻氏がかなり話し好きで、聞き手が竹熊氏ということもあり
予定の時間を30分オーバーしてもまだ60年代までのアニメについてしか語れなかった
終わり際に次回があるようなことをほのめかし終了となりました
次も必ず行く



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たけくまメモ